ロードバイクのボトムブラケットをSORAからDURA-ACEに変更

ロードバイクのコンポーネントの最上位DURA-ACE
全て変えると鬼の値段 169000円
パーツだけでですよ!

一度は体験したいものです。
そんなデュラエースの機能を3000円台で変更できるのが、ボトムブラケット交換

基本的に変則数が9速のSORAでは、変則数11速のDURA-ACEは相互性が皆無です。

でも、このボトムブラケットだけは相互性があります。
変更したときの状態やインプレッションをお伝えします。

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ボトムブラケットを外す

今回、ボトムブラケットを外す為に、凄く苦労してしまいました。
ボトムブラケットを外すためには、まずチェーンを外します。

チェーンを外して六角レンチを使って、クランクを外します。
ここまでは、簡単に外れます。

今回使用した工具は、バイクハンズの工具
値段が安いので購入。

以前マウンテンバイクを修理するためにこのセットを買っていました。
乗っているロードバイクはピナレロです。

ボトムブラケットの企画は2つあり、一つはITA・イタリアンとJIS(日本工業規格)または、「BSC/BSA」があります。

最近はもっと増えているらしいです。そこでややこしいのが、ネジの締まりです。


・イタリアンは左右ともに右回しで締まる
・JIS規格は右ワンは左回しで締まる

今回ピナレロのボトムブラケットの規格はイタリアンでしたが、注文したボトムブラケットがJIS規格にしてしまい返品
大変迷惑なことをしてしまった。

イタリアン規格のボトムブラケットを注文しいざ取り外します。

ドバドバっとボトムブラケットシェルから大量の水が…。
部屋で作業していたので、凄い異臭  

クサい。

床一面水浸し。作業する場合は絶対にタオルか牛乳パックを用意したほうが良いです。
500ml以上は流れてました。

これでかなりの軽量化になります。

片面のボトムブラケットは難なく外れました。


しかし、反対側のブラケットが全くビクともしません。
渾身の力を込めても、取っ手の部分にパイプを入れてテコの原理で外そうとしてもビクともしません。

ベリっと引っかかり少しナメそうになります。
これはヤバい…。

餅のことは餅屋に聴けと言う事で、ボトムブラケットを外してくれそうな自転車屋さんに電話しました。

工賃は300円でやってくれるそうです。
と言う事で、全国展開しているASA〇〇サイクルさんにお願いしました。

20分くらいたってもできません。

店員さん
締まりすぎて外せません

自分
えー(自転車屋でも無理なんか…)
    わかりました

自転車を受け取り、よく見ると、ボトムブラケットがボロボロに…。

いや、やりすぎじゃないですか…。

怒っても能力のない自分の問題なので、そんなことより、どうしようか…。
やっぱり一目ぼれでリサイクルショップで購入したのが悪かったのか。

安物買いの銭失い

その言葉が頭の中でグルグル回ってました。

せっかく気に入って買ったので、方法を模索します。
仕事を行くときも、風呂の中でもスマホで検索しました。
とりあえず、ボトムブラケットにしっかり力が加わる構造の物を探してコレを購入

※購入した商品が売り切れていたので、近いものを表示
購入品はこちらです。
PWT ハイトルク ホローテックII/SM-BB9000/SM-BBR60用BBレンチセット BB03GSET

その日は忘年会で帰ってきたときに商品が到着していました。
少し酔っていたので迷いましたが、外したい意欲が強すぎて箱から取り出しトライ。

ググッと力を入れると思ったより簡単に外れました。
やっと、ボトムブラケットが外れた瞬間でした。

 

ボトムブラケットの装着

ついにデュラエースのボトムブラケットに交換

ネジを入れていくもボトムブラケットシェルにまっすぐ入らない。
入ってもものすごく固い。

無理に締めこむと自転車壊してしまう恐れがあるので、ボトムブラケットシェルを加工する必要があります。
ここでやってもらうのがタッピング/フェイシングです。


タッピング  専用工具を使い、ネジ山の凹凸を整える。
 
フェイシング フェイス面の歪みやペイントの付着による断面を修正。

調べてみると両方合わせて5000円くらいが相場の様です。

しかし、タッピング/フェイシングをしてくれる業者が見つからない。
見つかったと思っても、イタリアンはできないと言われてしまい…。

7件目にしてトレックフラグシップストア神戸さんに加工していただきました。
自転車のメーカーも違うにもかかわらず、店員さんは親切に対応していただきました。

タッピング/フェイシング両方やってもらうつもりでしたが、フェイシングはシェル幅がギリギリだったようで、タッピングのみしてもらいました。

デュラエースボトムブラケットの取り付けは、スルスル入って問題なく完了!

 

デュラエースボトムブラケットに交換した結果

傷がつかないようにカッティングシートを貼って、全て組み上げて試乗。


今回、大変な思いをして組み上げた結果。
ゴリゴリ感が無くなり、凄く軽くなりました。

たまっていた水も排水されて、全然違う乗り物になりました。
平均速度も上がりました。

一度は、ボトムブラケットが外れなくて心が折れかけていましたが、無事交換できて本当に良かったです。

次自転車を買うときは、しっかりメンテナンスできる業者さん(トレックフラグシップストア神戸さん)で買おうと思います。

まだまだ、ピナレロ君を大事に乗りますけどね 笑

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