インド編🇮🇳
電車に乗ってカジュラホーという町に降りた。

ここは、男と女が超絶アクロバットに繋がった歓喜仏が祀られた奇寺がある。
他にも沢山の寺院が転々としている。
お寺で修行していた男
朝の散歩がてら、一つの寺院を訪ねた。

岩で作られた、六畳ほどの小さなお寺に、頭にターバンを巻き、立派な髭を蓄えた男が、あぐらを組んで瞑想していた。
外はかなり暑いのに、暗がりの岩の寺院はヒンヤリとしていて心地よく、神聖な場所に感じた。
男は、瞑想やチャクラについて語りだした。
カタコトの英語で聞き取りにくいが、単語から大体理解できた。

なぜ君がインドへきたのか、分かるか
と質問された。

俺がインドに来たかったから
と答えると答えると男は首を横に振った。

君がインドを選んだんじゃない、インドが君を選んだんだ
この一言が心に響いた。
また、男は質問した。
「君は1日でセックス何回するの?」
唐突な質問だったので、普通に答えてしまった。
男は続けた。
「性欲が強くなるお守りを作ってあげるよ!これあると絶倫だよ。2000ルピーだよ」
頭が真っ白になった…
すぐに寺を出てきた。
今までの、瞑想やインドに選ばれた話。
全てが無に帰した。
その男を尊敬してしまった心を返してください。
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